カテゴリ
- テスト
- 幼稚園だより (42)
月別 アーカイブ
- 2025年8月 (2)
- 2025年6月 (1)
- 2025年5月 (1)
- 2025年4月 (1)
- 2025年3月 (1)
- 2025年2月 (1)
- 2025年1月 (1)
- 2024年12月 (1)
- 2024年11月 (1)
- 2024年10月 (1)
- 2024年9月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年4月 (1)
- 2024年3月 (1)
- 2024年2月 (1)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (1)
- 2023年10月 (1)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年6月 (1)
- 2023年5月 (1)
- 2023年4月 (1)
- 2023年3月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年12月 (1)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (1)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (1)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年4月 (2)
最近のエントリー
HOME > Column > アーカイブ > 2025年8月
Column 2025年8月
9月の幼稚園だより
園庭遊びの時間に地面に這いつくばるようにしていつも虫探しに大忙しのButterflyさんがいます。
手にはバケツやポット。
「何かいるはず」という眼差しで、茂みや水辺、木の幹、落ち葉の下、もちろん空中も、常に生き物の姿を探し求めています。
ある日、彼はバケツを誇らしげに見せてくれました。
中にはあらかじめ入れておいたのか10センチくらいの土が敷いてありました。
その上にセミのぬけ殻が一つ。
――いや待て、ぬけ殻が動いた!
鎌のような前足をゆっくり動かしてプラスチックのバケツの側面を登ってくるではありませんか!
セミの幼虫です。
まるでロボットのようなその動き。
“Oh, no! You need to let him go right now. It’s a cicada’s baby. He came from under the ground. He’s so desperate to go up and hung on the tree, because when it’s time, his back will crack open, and turns into a cicada!
(今すぐ逃してあげなくちゃ! セミの赤ちゃんだよ、これ。土の中から出てきたの。木に登りたくって仕方ないの。登ってじっとしてて、時が来たら背中が割れてセミに変身するんだよ。)”
もちろん、虫博士の彼は、そんな事は説明されなくても知っているはずです。
”OK,OK……”と言いつつなかなか木に戻してあげる気配はなく、相変わらず這いつくばっています。
「もっと他の虫いないかなあ〜」とそのバケツの中に加える虫を探している様子。
こちらはすっかりセミの赤ちゃんに同情し、”Please, let him go, now!(ねえ、今、行かせてあげて!)”と急かしますが、どうも響かないのでヤキモキしてしまいました。
「自然っていうのはね、あなたの都合で動いてるんじゃないんだから、今すぐ羽化が始まっちゃうかもしれないでしょ!」と強く言いたい気持ちをグッと我慢。
その間にも幼虫を見ようとたくさんのお友だちが集まってきました。
その後、担任の先生に聞くと、”When it’s clean up time, he let it go on the tree. He was telling me that it will turn into a cicada later.(お片付けの時間になったら、木に戻してあげてた。後でセミになるんだよって教えてくれた)”との事。
それを聞いてホッと一安心。
彼はセミが羽化するのに最適なタイミングを、自分なりに感じ取っていたのかもしれませんね。
(Kids Creation)
2025年8月22日 08:51
8月の幼稚園だより
KCKの朝は、“Good morning, everyone!”と、子どもたちがクラスに入りながら挨拶する声があちこちから聞こえます。
発音するのは難しくない言葉ですが、先生に言われて返すお返事としてではなく、教室に入る時に自分から言うのは、恥ずかしさも手伝って、なかなか難しいものです。
数ヶ月前の春、新米Caterpillar さんは扉を開けてもらっても、モジモジニコニコしているか、小さなつぶやくような声で”Good morning, everyone!”と言うのが精一杯のお友だちがほとんどでした。
ある朝、Caterpillarの教室の扉の前までやってきた子を見かけたので、”Are you ready to say‘Good morning, everyone’?”と聞くと、コックリうなずきました。
心の準備はできているようなので、カウントダウンをして扉をパアッと開けてあげると、その子は背筋をピンと伸ばして息を吸い込み、”Good morning, everyone!”と大きな声で挨拶ができました。
すると、教室にいた子も先生も一斉にそのお友だちの方を向いて、”Good morning, 〇〇!”と笑顔で返してくれたのです。
その時、「なるほど」と思いました。彼らにとって、登園して教室の扉が開く瞬間は、一人の俳優が舞台に立ち、幕が上がっていく瞬間と似ているのかもしれない、と。
その日、扉の前まできた友だちに同じように声をかけると、どの子も扉が開いた瞬間に、嬉しそうに大きな声で挨拶していました。
嬉しいことに、大きな声で挨拶ができると、クラス全員が挨拶を返してくれます。
何か手元でやっていることから少しでも顔をその子の方に向けてくれるのです。
この朝一番の小さなリスペクトの瞬間は余程楽しいらしく、一度できるようになると、毎日大きな声で言えるようになっていきました。
9月になると、体も声も更に大きくなってスクールに戻ってくる事でしょう。
どんな幕開けになるのでしょうか?新しい舞台の幕開けが今から楽しみでなりません。
Enjoy your summer, everyone!
(Kids Creation)
2025年8月 4日 08:51
1