HOME > Column > アーカイブ > 2023年6月

Column 2023年6月

7月の幼稚園だより


									
ある朝のことです。
カーペットにゴロンと横になったまま、動かない男の子がいました。
“Good morning!”とみんなが挨拶をしても、お名前を呼んでも、眠たいのか、寂しいのか、何も反応がなく、石のように動きません。
”Who can help him unpack?(彼のアンパックを手伝ってくれるお友だちはいるかな?)”と一声かけると、あっという間にたくさんのお友だちが寄ってきました。
”I can help!”と一人の子が水筒をフックにかけてくれたかと思うと、”I can help, too!”と、white hatをそうっと脱がせてフックにかけてくれる子もいます。
ほぼ同時に、”Me, too!”とbackpackを開けて、タオルを探し出してくれる子もいるではありませんか。
驚いた事に、ぴくりとも動かなかった男の子が周りの気配を感じて、自分でひょっこり顔をあげ、「おー、ありがたや!」と言わんばかりの表情で、その様子を見ているのです。
”Can you say ‘Thank you’ to your friends?(みんなに「ありがとう」って言おうか?)”そう促すと、ニコニコ顔で”Thank you!”と伝えることができ、周りのみんなも”You’re welcome!”と、爽やかに返してくれました。
 
また、別のクラスでは、stamp bookを開いて、その日のスタンプをどこに押したら良いのかわからない様子の女の子がいました。
そばにいた男の子に“Can you help her with stamp book?(スタンプブックのお手伝いお願いできるかな?)”と聞くと、”Today is here!(今日はここだよ)”と指で押さえて教えてくれました。
あまりに一瞬だったので、女の子にはわからなかったようです。
女の子が”Where?”と聞き返すと、今度はもう少しゆっくりと”Here.”と指を置き、教えてくれました。
女の子はなるほどとスタンプを押したあと、”Thank you!”とお礼を言っていました。
男の子は”You’re welcome!”と、嬉しそうにお返事していました。
 
自分がhelpを求める時もあれば、helpをする側にまわる時もあり、お互いに支え合うのが、人間です。
KCKでの生活の中で助け合いをたくさん経験し、お互いの素敵なところ、かっこいいところ、優しいところを肌で感じながら、豊かで幸せな人生の礎を築いてもらいたいと願っています。

1

« 2023年5月 | メインページ | アーカイブ | 2023年7月 »

無料体験お問い合わせ