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Column 2023年4月

5月の幼稚園だより


									
新年度が始まると、朝の登園時、「ママー! ママがいいー!」と大きな声で泣く子ども達の声でエントランスが急に賑やかになります。
先日、これを聞いたNoahが“Sound of April!(4月の音だねえ〜!)”と言っていました。
 
この声を聞いていると、その涙の理由の「真っ直ぐ」さに心打たれます。
一人の子どもがママがいい、パパがいい、お家に帰りたい、という気持ちで流す涙。
こんなに真っ直ぐな涙の理由が他にあるでしょうか?
「そうだよね、ママと一緒がいいんだよね」と同意するしかありません。
口を大きく開けて、涙をいっぱい流しながら「ママー!」と全身に力を込めて泣き叫ぶお友だちのところに、以前、同じように泣いていたお友だちが、入れ替わり立ち代わり寄ってきて、頭を撫でてあげたり、「あそぼ」と誘ってくれたり、「ママはあとでくるよ。」と冷静に教えてあげる事があります。
この子たちは知っているのです。
ママやパパがいないスクールでどんなに心細く感じるのか、その気持ちが痛いほどよく分かるのです。
そして同時に、ここにいれば安心で、ここの先生たちと一緒にいれば面白い事ができる事も知っているのです。
そしてもちろん、ママやパパはお迎えの時間になったらきてくれる、ということも知っているのです。
そう。彼らは文字通り体で体験して、自分を温かい腕の中にハグして受け入れ、涙を拭いてくれる先生やお友達がKCKにはたくさんいるんだ!ということを学んだのです。
一緒に歌を歌い、lunchを食べ、お外で遊び、世の中はこんなに広く、素晴らしいという事を色々な方法で教えてくれる先生や仲間たちがいる幸せを知っているのです。
KCK の学びの第一歩はここから始まります。
 
ゴールデンウィークが開けると、おさまりかけたSound of AprilがSound of Mayとなって復活するかもしれません。
でも、心配はいりません。
子ども達はお互いに声をかけ合って励まし合い、先生とたくさんスキンシップを交わし、日々成長しています。
お子さんの成長する力を信じて、温かい「いってらっしゃい。See you!」の声がけをどうぞ宜しくお願いいたします。
 
Have a wonderful vacation.

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