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Column 2024年4月

5月の幼稚園だより


									
新年度が始まり、こんな出来事がありました。
トイレの用事を終えた新CocoonさんがCaterpillar Orangeのお部屋に続くドアを開けて、3秒後にゆっくりと閉めて今の教室に向かっていきます。
担任だったMarikoの姿はなくRachelがいる。
更に、以前のクラスメイトの姿がない事に「いったいこれはどういう事だ?
……そうだ! ぼくの教室はここではなくなったのだ!」と頭の中で思いが巡る3秒間です。
自分の目で確認して、扉を閉め、確かな足取りで今の教室へ向かう後ろ姿を見ていると、彼が「ぼくは行くべき場所を知っているんだ」と、納得している事がよくわかります。
ただ、その時は納得していても、その後もつい前年度と同じ扉を開けて、同じように3秒後に閉めることが何度か続く子もいるようです。 
 
また、新Butterfly さんがお外遊びに行く際、一瞬、昨年度の自分のshoes boxの前で膝を曲げ、次の瞬間ハッとして、今年度のshoes boxを探しに立ち上がる事があります。
新Caterpillar さんがPre School 時代に使っていたshoes 置き場に自分の靴を置きそうになり、先生たちに、”You have your own place over there.”と声をかけられ、「そうだった!」という表情で奥の靴箱に向かう姿もあります。
そう。どのクラスでも、子どもたちも先生たちも、新しいルーティーンに慣れるためには、時間が必要なのです。
 
「慣れる」の「慣」の漢字には、「時間的につながる、続く状態、心に積み重ねる」などという意味があります。
プリスクールからCaterpillarへ、CaterpillarからCocoonへ、CocoonからButterflyへ。
新しい年度も、子ども達は一つひとつの事をじっくりと楽しみながら積み重ねていきます。
今年度も、「ご家庭とKCKのチーム」で子ども達の成長を一緒に喜びながら、楽しんでサポートしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!

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