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Column 2024年10月

11月の幼稚園だより


									
 Sports Dayが終わり、School内では日に日にHalloween のデコレーションが増えて参りました。
エントランスでは大人の背丈より大きな骸骨がギターを持って、今にもロックを歌い出しそうです。
階段を登る途中では、双子の骸骨がバイオリンを持ってお行儀よくお座りして出番を待っています。
大窓から駐車場をも見下ろすのは、見上げるほどの大きなワラ男。
その後ろ姿の恐ろしい事!
タランチュラのような大きな黒いクモが、エントランスで靴の脱ぎ履きをするお友だちを上からじっと見つめています。
大小さまざまのジャックオランタンが陽気にニヤけ顔で並んでいます。もちろん、子どもたちが作った数々のクラフトも飾られていて、一層賑やかに感じます。

 
 怖いものが大の苦手な私は、この時期、ゾクゾクしながら過ごします。お友だちと廊下を歩きながら、”I don’t want to look at that way, because I am scared of that Mr. Skeleton. (あそこにいるガイコツさんがこわいから、あっちは見たくないのよ)”と言って、手のひらで視線を隠しながら歩きます。
すると、いろいろな面白い答えが返ってきます。例えば、こちらが怯えている様子を面白がりながら “I’m not scared. He is cute! (あたし、ちっともこわくな〜い。キュートじゃん!)”と言う子。
真摯に心配して、 “Don’t worry, he wouldn’t move. It’s just a decoration for Halloween. Because it’s almost Halloween. (動かないから大丈夫。ハロウィンが近いからさ〜あ、デコレーションなんだよ)”と、優しく説明してくれる子。
あるいは、 “Oh, maybe he wants to talk to you. (なんか、おしゃべりしたそうな顔してるよ)”と鼻をヒクヒクさせながら教えてくれる子。それぞれの性格がよく伝わってきます。

 
 ありがたい事に、強がりを言う子も、冷静に受け応えてくれる子も、おふざけの返しをしてくる子も、どの子も、私が救いの手を求めると、快く握ってエスコートしてくれます。
ああ、君たちのこの手の温もりがあるから、今年のHalloween も楽しめる。そう、思う今日この頃です。

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