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5月の幼稚園だより

5月。
園庭の木々に、やわらかく、みずみずしい新芽がいっせいに開き始めます。
温かく降り注ぐ太陽の光をあびて、草花はすくすく成長し、ダンゴ虫やアリなど虫たちも元気に動き始め、園庭のそこここに命の営みを感じる季節です。
この園庭で季節を問わず、いつでも子どもたちに大人気なのが井戸のガチャポンプ。
ガッチャンガッチャンとハンドルを上下すると反対側のパイプから水が出てくる仕組みです。
水道の蛇口と違い、すぐに水は出ず、何度かハンドルを上下させるとようやく出てきます。
ハンドルを速く動かすと、勢い良く水が出て、ゆっくりだとちょろちょろと優しく流れ出ます。
この、まるで生きているかのように流れ出る水の様子がおもしろい!
小さいお友だちが”One, two! One, two!”と、上下させる事に夢中になっていると、手を洗いにきたり、おままごと用にお水をくみにきた大きなお友だちが”Water please!”と声をかけ、”Thank you!”と言いながら去っていく光景もあります。
水が流れていく先には、うっとりとそのキラキラと光る流れを見つめたり、葉っぱや花びらを繰り返し流して実験を楽しむお友だち、手や足を突っ込んで水の温度を確認(?)するお友だち、などなど色々な姿がみられます。
ガチャポンプで遊ぶ時には、ハンドルの接合部に手を挟まれないように気を付けなければいけません。
子どもには、手を挟むとケガをする可能性があること、遊ぶ際には絶対にそこに手を置かない事を繰り返し声掛けすることで、しっかりとルールを守ることができています。
「先生が言うからダメ!」というのではなく、危険を正しく伝えることで、何故危ないのかをきちんと理解し、自分の判断でリスクヘッジできるように育って欲しいと願っています。季節の境目が曖昧になり、4月に夏日になることも!
ガチャポンプの周りがますます賑やかになってきました。
子ども達の想像力豊かな水遊びの様子は、今年度から再開する保護者会でもお伝えしていきますね♪

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