Column
10月の幼稚園だより
今、Caterpillar のお友だちが夢中になっている室内遊びの一つに、おままごとがあります。
メインキャラクターはママと赤ちゃん。
パパ、兄弟姉妹、そして猫などのペットが登場する事もありますが、ママや赤ちゃんが何人もいる型破りの大家族の時もあります。
メインキャラクターはママと赤ちゃん。
パパ、兄弟姉妹、そして猫などのペットが登場する事もありますが、ママや赤ちゃんが何人もいる型破りの大家族の時もあります。
”I’m a mommy. You are my baby.(私、ママだから、あなたは赤ちゃんね)” と一人のお友だちが積極的に配役を決めようとします。
時には、 “No, I want to be a mommy.(いやだ。わたし、ママがいい!)”と衝突する事もあります。
お互いが自分の希望をストレートに言い合いつつ、誰もが我慢しすぎないで楽しめる提案を出し合い、ああでもないこうでもないと話し合うのです。
時には、 “No, I want to be a mommy.(いやだ。わたし、ママがいい!)”と衝突する事もあります。
お互いが自分の希望をストレートに言い合いつつ、誰もが我慢しすぎないで楽しめる提案を出し合い、ああでもないこうでもないと話し合うのです。
ところで、このおままごとタイムには、妊婦さんが登場することがあります。
Tシャツにぬいぐるみを忍ばせ、大きなお腹を支えながら「よっこいしょ」。
カーペットに横になってお腹をさするその眼差しは、まるで小さな命の胎動を感じているかのようで、すっかり女優です。
Tシャツにぬいぐるみを忍ばせ、大きなお腹を支えながら「よっこいしょ」。
カーペットに横になってお腹をさするその眼差しは、まるで小さな命の胎動を感じているかのようで、すっかり女優です。
隣では男の子まで大きなお腹を抱え、中の赤ちゃんを起こさないようにと静かに座っていることも。
”Do you have a baby in your tummy?”と聞くと、真剣な顔でこっくり。
その優しい気配りは、きっと身近な大人の姿から受け取ったものでしょう。
このおままごとの世界はとっても自由!
ある日は家族で水族館へ出かけ、またある日は何を売っているのかわからない(ハンバーガーショップではない)「マック屋さん」が威勢よく呼び込みを始めます。
ある日は家族で水族館へ出かけ、またある日は何を売っているのかわからない(ハンバーガーショップではない)「マック屋さん」が威勢よく呼び込みを始めます。
少々賑やかすぎるときもありますが、子どもたちの想像力が羽ばたくこの時間は、彼らが見て、感じている世界の鮮やかな縮図そのもの。
配役をめぐる自己主張と交渉、お腹の赤ちゃんへの深い共感、そして世界を自由に作り変える創造力。
「遊び」を通して、子どもたちは生きる力を全身で「真似び(まねび)」、成長していくのだと実感させられます。
配役をめぐる自己主張と交渉、お腹の赤ちゃんへの深い共感、そして世界を自由に作り変える創造力。
「遊び」を通して、子どもたちは生きる力を全身で「真似び(まねび)」、成長していくのだと実感させられます。